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厚労省 「ガチフロ錠」副作用で安全性情報

公開日時 2003/04/30 23:00

杏林製薬の合成抗菌剤「ガチフロ錠100㎎」(一般名:ガチフロキサシン水和物)の市販後に重篤な低血糖、高血糖が発生した問題で、厚生労働省は4月30日、「医薬品・医療用具等安全性情報」で改めて注意を喚起した。同剤の副作用問題では厚労省が3月7日に同社に緊急安全性情報の配布を指示、帝人との事業統合見送りの一因となった経緯がある。使用上の注意の改訂で、糖尿病患者には投与しないことを「禁忌」に追加。さらに、糖尿病の既往の有無について十分確認して投与することや、糖尿病でない患者も重篤な低血糖、高血糖があらわれることがあるのでこれら副作用の発現について患者に十分な説明を行うことなどを内容とした「警告」を新設することとした。杏林製薬に配布を指示した緊急安全性情報と同様の内容。同剤は02年6月発売。今年2月末までに約420万人に使用された。市販後に重篤な低血糖が15例(うち糖尿病患者13例)、高血糖が5例(同5例)報告され、02年10月に「慎重投与」の項に「糖尿病患者」を記載するとともに、「重大な副作用」の項の記載を改めた。しかし、その後も重篤な低血糖が75例(同58例)、高血糖が14例(同11例)報告されたほか、糖尿病でない患者にも発現していることから緊急安全性情報配布に発展した。

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