富山化学 T-3811導出でシェリング・プラウと正式契約
公開日時 2004/06/22 23:00
富山化学工業は6月22日、ニュータイプのキノロン系合成抗菌剤「T-3811」
(一般名:ガレノキサシン)の日本、韓国、中国を除く世界的な開発、使用、
販売権に関するライセンス契約を米シェリング・プラウと締結したと発表した。
今年3月31日に発表した基本合意の内容から大きな変更はなく、富山は契約一
時金として8000万ドルを受領。その後、開発、販売の各段階でその達成度合い
に応じて総額2億4500万ドルの追加一時金を受領する。また、売上高に応じた
実施料を受領する。
5月17日に発表した05年3月期業績予想の売上高248億円(前期168億3000万円)
、経常利益20億円(54億8100万円の赤字)、純利益5億円(48億9900万円の赤
字)に織り込み済みで、変更はない。