中医協・全員懇 委員任期「3期6年上限」案など改善策
公開日時 2004/10/06 23:00
中医協(星野進保会長)は10月6日、全員懇談会を開き、贈収賄事件で委員、
元委員の逮捕者を出した推薦3団体から、今後の改善策を聴取した。日本歯科
医師会(日歯)、健康保険組合連合会(健保連)、日本労働組合総連合会はそ
れぞれの立場で、再発防止に向けた取り組みを陳述。このうち、現行5期10年
としている委員の任期について、3団体はそろって「3期6年」を上限とする
案を出した。
また、日歯は、外部の有識者で構成する「改革検討委員会」を設置し、不祥事
の原因究明や機構、組織の見直しに乗り出したことを報告。健保連は、内部の
調査委員会で、組織運営改善策などを内容とする報告書の取りまとめを行って
いることを示した。
3団体からの報告を受け中医協は、公益委員らを中心に「改革案」を策定、次
回の全員懇で、同案をもとに、当面取り組まなければならない課題について議
論する予定。