データモニター 国内メタボリックシンドローム患者が10年に2000万人
公開日時 2004/10/14 23:00
データモニター日本支社は10月14日、世界7大市場(米、日、仏、独、伊、西、
英)でのメタボリックシンドローム(身近な生活習慣病が重なり、高率に動脈
硬化性疾患を引き起こす病態)の調査結果を発表した。それによると、日本の
患者数は現在1400万人で、10年には2000万人まで増えると予想。7大市場では
計1億1500万人にのぼり、1億6000万人まで増えると予想している。
治療薬市場への対応が急務とし、解決すべき課題として、疾患認知度の向上、
長期間投与の安全性確保、治療ガイドラインおよび疾患定義の確立、医療経済
的効果の証明、コンプライアンス向上の証明をあげた。
同社専門アナリストは、7大市場に2型糖尿病患者が4000万人おり、その治療
薬市場は60億ドル以上、10年には100億ドルに達すると言われていると指摘し、
メタボリックシンドローム治療薬市場はさらに大きく膨らむ可能性を示唆した。