厚労省 SIDS対策強化で医療機関に対応求める
公開日時 2004/10/31 23:00
厚生労働省は10月29日、「乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間」(11月
1~30日)の主な取り組み内容を発表した。関係機関と連携して、うつ伏せ寝
防止や母乳育児推進、保護者の習慣的喫煙防止といったSIDS予防のための普及
啓発活動を行うほか、医療機関に対し、乳幼児の死亡確認の際は、SIDSと虐待、
窒息事故を鑑別するための的確な対応を求める。必要に応じ、保護者に乳幼児
の解剖を受けることも勧める。
SDISで03年には244人が死亡。うち、約9割が1歳未満に亡くなり、乳児期の
死亡原因では先天奇形・変形及び染色体異常、周産期に特異的な呼吸障害及び
心血管障害に続き3番目に多い。