日医 全面解禁見送り「意義ある」
公開日時 2004/12/16 23:00
日本医師会(日医、植松治雄会長)は12月15日、混合診療問題の基本的合意に
ついて、「全面解禁の見送りはそれなりにわれわれにとって意義がある。合意
の内容は満足とはいえない部分もあるが、総合的にみて、われわれの主張に沿
っていると理解できる」とするコメントを発表した。
一方、全国保険医団体連合会(保団連、室生昇会長)は同16日、「部分解禁か
ら大幅解禁、実質解禁へと足を踏み出した」と合意内容を批判する、津田光夫
政策部長の談話を発表した。「公私2階建ての階層型医療制度への転換や、社
会保障給付費の総額管理導入の流れを、規制改革派の圧力を活用する形で具体
化した」と表現した。