感染研 インフルエンザ10年で3番目の流行も収束せず
公開日時 2005/03/06 23:00
国立感染症研究所が3月4日まとめた感染症週報・第7週(2月14~20日)に
よると、例年より流行入りが遅れ気味だったインフルエンザは、定点当たり患
者報告数数が40.79になり、過去10シーズンのピーク時と比べ3番目に高い数
値になった。10シーズンのうち、ピーク時報告数の最高だったのが98年の第5
週(56.77)、2番目が95年の第4週(54.90)で、いずれも第7週の時期には
下火になっていた。
また、都道府県別にみると、宮崎(76.45)、佐賀(69.26)、愛知(59.47)、
埼玉(57.75)、千葉(56.79)などでの数値が高い。同研究所は、「流行は過
去10年間の中でも比較的大きなものとなりつつあり、収束の兆しはみえていな
い」と注意を呼びかけている。