厚労省 ALS以外もヘルパーらの「たん吸引」容認
公開日時 2005/03/10 23:00
厚生労働省は3月10日、「在宅及び養護学校における日常的な医療的・法律的
整理に関する研究会」(座長・樋口範雄東京大学大学院法学政治学研究科教授)
がまとめた、「在宅のALS以外の療養患者・障害者に対するたん吸引取り扱い」
を公表した。ALS(筋萎縮性側索硬化症)以外の在宅療養者についても、身体
が不自由な状態にある患者については、医行為である「たん吸引」を、ホーム
ヘルパーなど、家族や医療従事者でない、無資格の第三者に認める内容。
ALS患者については別の会合が03年6月、「一定の条件の下ではやむをえない」
とする報告書をまとめ、厚労省が同7月に通知を出している。