厚生族 ”郵政民営化賛否”で明暗、「造反組」は全滅
公開日時 2005/09/11 23:00
自民党が歴史的な圧勝を収めた第44回衆議院総選挙。厚生族も”小泉旋風”
の恩恵を受けた。引退した橋本龍太郎元首相に変わって厚生族を率いる丹羽
雄哉元厚相が茨城5区で勝利したのをはじめ厚生族は相次いで当選した。
一方、郵政民営化法案に反対して無所属で出馬した自見・衛藤両氏は“刺客
候補”に苦杯を舐めた。
このほか、青森1区の津島雄二元厚相、岩手2区の鈴木俊一氏、神奈川13区
の甘利明元労相、東京13区の鴨下一郎元厚生労働副大臣 千葉11区の森英介
元厚労副大臣、富山1区の長勢甚遠元法務副大臣、京都1区の伊吹文明元労
相もそれぞれ当選を決めた。
また、香川2区の木村義雄元厚労副大臣は民主党新人候補を抑えて7回目の
当選を決めたほか、薬剤師団体が推す神奈川1区の松本純総務政務官は2期
連続で当選した。
郵政造反組の厚生族は、福岡10区の自見庄三郎元郵政相が自民党の西川
京子氏に敗れた。大分1区の衛藤晟一前厚生労働副大臣も次点に終わった。
東京12区の八代英太氏は公明党の太田昭宏氏に破れた。