生化学工業・4―12月期 通期予想上方修正、アンジェスとの契約解消
公開日時 2006/02/05 23:00
生化学工業は2月3日、05年4―12月期決算を発表した。医薬品の売上が前年
同期比10.6%増の133億4700万円となり、営業費や研究開発費を中心に予定額
を下回る見込みとなり、通期業績予想を前回(10月25日)から上方修正した。
アンジェスMGとのNFкBデコイオリゴの関節リウマチおよび変形性関節症の適
応を目指した共同開発契約(02年8月)について「プロジェクトの進捗状況、
今後の開発の長期化に伴う経済的妥当性等を総合的に判断した」として解消。
また、カルナバイオサイエンスとの医薬品候補化合物導入に関するオプション
契約(05年2月)を終了させ、留保していた権利を行使しないことを決めた。
カルナバイオが保有するCB-12181(アザ糖の誘導体)について乾癬の適応を目
指し正式なライセンス契約への移行を計画していた。
●〔連結業績(前年同期比)通期予想(前回)〕
売上高 179億2500万円(5.4%増)230億円(226億円)
営業利益 57億4900万円(8.0%増)
経常利益 63億2100万円(17.9%増)68億円(56億円)
純利益 39億800万円(21.5%増)41億円(34億円)