市場拡大再算定 タケプロンやパリエットなどが対象製品に
公開日時 2006/02/15 23:00
中医協は2月15日、06年度薬価改定に伴い、薬価算定時に提出された売上予想
を大幅に超えた「市場拡大再算定」について、タケプロン(武田薬品)やパリ
エット(エーザイ)など8成分21品目を対象とすることを了承した。
対象品目はタケプロンやパリエットのほか、アリセプト(エーザイ)、オメプ
ラール/オメプラゾン(アストラゼネカ/三菱ウェルファーマ)、タミフル
(中外製薬)、レベトール(シェリング・プラウ)、リツキサン(全薬工業、
中外製薬)、ランサップ(武田薬品)――の8成分。
市場拡大再算定は年間売上高150億円以上で、発売前に予想する年間販売額の
2倍を超える製品が対象。原価計算方式算定品目は10~25%、類似薬効比較方
式算定品目は10~15%の幅で薬価を引き下げる。
原価計算方式で算定されたのはアリセプト、タミフル、リツキサン、レベトー
ル。それ以外は類似薬効比較方式。オメプラール/オメプラゾン、タケプロン
は、特例引き下げ(8%+通常改定)と市場拡大再算定の対象となるため、引
き下げ率が高い方を採用する。