06年度薬価改定 薬効群別改定率、消化性潰瘍用剤は-10.5%
公開日時 2006/03/06 23:00
厚生労働省が3月6日に告示した06年度薬価改定によると、薬効群別の改定率
は、「消化性潰瘍用剤」の改定率が-10.5%と最も大きな引き下げ率だった。P
PI製剤3成分が市場拡大再算定の対象となった影響を受けた。このほか、-9.1%
の「高脂血症用剤」、-9.0%のX線造影剤の下げ幅が大きい。
薬効群の改定率は以下の通り。
内用薬=解熱鎮痛消炎剤-7.0%、鎮けい剤-6.2%、不整脈用剤-6.8%、血圧降
下剤-7.9%、血管拡張剤-7.5%、高脂血症用剤-9.1%、その他の循環器官用薬
-6.3%、消化性潰瘍用剤-10.5%、ビタミンA及びD剤-8.0%、ビタミンB剤(ビ
タミンB1剤を除く)-5.0%、代謝拮抗剤-5.4%、その他のアレルギー用薬-8.
0%、漢方製剤-4.7%、主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの-8.9%、
合成抗菌剤-8.2%。
注射薬=他に分類されない代謝性医薬品-8.0%、主としてグラム陽性・陰性菌
に作用するもの-8.2%、X線造影剤-9.0%。
外用薬=眼科用剤-5.5%、鎮痛・鎮痒・収れん・消炎剤-6.8%。