製薬協・薬事委員会 充足すべき審査官数を総合機構に提案へ
公開日時 2006/04/25 23:00
日本製薬工業協会の薬事委員会は4月25日、審査官不足による新薬審査の遅延
が問題視されている医薬品医療機器総合機構に対して、充足すべき審査官の人
員数を機構側に提案する方針を示した。
総合機構の常勤職員数は06年4月で340人を超えて中期計画(08年度)で示し
た346人をほぼ達成している。薬事委員会によると、新薬担当の審査官は90人
程度で「審査を迅速化するにはまだ足りない」状況。委員会は06年度中に審査
官の適正人数を確保するよう機構側に提案し、06~07年度にかけてさらに補充
するよう働きかける。ただ、どの程度の審査官が必要なのか、現時点で明言を
避けている。