厚労省 未承認薬使用問題、各社に早期開発要請へ
公開日時 2006/04/27 23:00
厚生労働省は4月27日、欧米で承認済みだが国内では承認していない、シェリ
ング・プラウの侵襲性真菌感染症治療薬「ノクサフィル」(一般名・ポサコナ
ゾール)など5品目について、国内での早期開発・承認申請を企業側に要請す
る方針を決めた。一方、ブリストル・マイヤーズが国内治験を開始している抗
リウマチ薬「オレンシア」(アバタセプト)は臨床的な期待は高いが、安全性
を十分検討する必要があるため、状況を見守る。27日に開催した同省の未承認
薬使用問題検討会議で決定した。
早期開発を要請する品目は、ノクサフィル(国内状況=未開発)のほか、セル
ジーニ社の抗悪性腫瘍剤「レブリミド」(レナリドミド、未開発)、アステラ
ス製薬の低ナトリウム血症治療薬「バプリゾール」(コニバプタン、未開発)、
スーディシュ・オーファン・インターナショナル社の遺伝性高チロシン血症1
型治療薬「オルファディン」(ニチシノン、未開発)、ジェンザイム・ジャパン
のポンペ病治療薬「マイオザイム」(アルグルコシダーゼアルファ、開発中)。