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日本リウマチ学会 抗体医薬アクテムラがVEGFの産生を低下

公開日時 2006/04/27 23:00

日本リウマチ学会総会・学術集会では、▽抗体医薬(ヒト化抗ヒトIL-6受容
体モノクローナル抗体)アクテムラのがんなど様々な疾患や症状に対する可能
性▽新しいクラス(Selective Modulator of T-Cell Co-Stimulation)の生
物製剤アバタセプト(米販売名オレンシア)の成績▽販売中のエンブレルとレ
ミケードの効果など比較検討結果―が報告された。

阪大大学院の西本憲弘教授は、関節リウマチ(RA)やキャッスルマン病患者へ
のアクテムラ投与で、VEGF(血管内皮増殖因子)の産生が低下したデータを示
し、がん治療薬としての可能性を示唆。また、発症と同時に身長の伸びが止ま
った全身型JIA(若年性特発性関節炎)患者への投与で、再び身長が伸び始め
たとした。

東京医科歯科大の針谷正祥氏によると、オレンシアの海外臨床試験(ATTAIN試
験)では、TNF-α阻害薬で効果不十分な活動性RA患者への投与で、プラセボに
比べ臨床的効果(ACR20改善率)や身体能改善効果を認めた。米国ではブリス
トル・マイヤーズスクイブが昨年承認を取得。国内ではフェーズ2準備中。

杏林大の福岡利仁氏は、レミケードとエンブレルの治療成績を比較した結果、
レミケード群の方が炎症マーカーのCRP(C反応性たんぱく)や血沈の改善効
果の発現が早い傾向が認められたが、関節症状(痛み)に対する効果は同等と
結論づけた。副作用では感染症などの発現率などで相違が見られたとした。

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