日本ケミファ 純利益150%増、復配が視野に
公開日時 2006/05/14 23:00
日本ケミファは5月12日、06年3月期通期決算を発表した。インドのランバク
シーへの日本薬品工業株の追加売却で、同社が連結範囲から除外された影響を
除くと、実質3.3%の増収、8.5%の営業増益、11.8%の経常増益になるという。
特別利益として同社株式売却益12億3100万円を計上した。
今期10品目以上(うちランバクシー品2品目)の後発品の追補収載を予定。ま
た、主力のウラリット(アルカリ化療法剤)に関しては、今期4億7400万円増
を予想、うち鳥居薬品との販売提携を06年9月末に解消し単独販売に移行する
ことが3億円の増収要因となる。
配当方針について「07年3月期の利益をもって復配を実現したいと考えている」
と述べた。実現すれば8期ぶりとなる。
●〔連結業績(前期比)06年度予想〕
売上高 204億9900万円(1.7%増)213億円
営業利益 16億3200万円(0.0%)
経常利益 14億3300万円(1.2%増)15億円
純利益 21億2200万円(150.6%増)11億円
●〔主要品(前年同期)06年度予想、億円〕
(個別)
ソレトン 48.03(52.28)40.20
ウラリット 30.06(28.82)34.80
カルバン 8.59(9.19)8.10
主力品計 86.68(90.29)83.10
プラバスタン 11.27(9.76)11.60
オザグロン 2.59(2.69)2.70
その他GE 64.49(53.58)74.00
GE薬計 78.35(66.03)88.30