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アステラス 欧米市場で飛躍へ、パイプラインが充実

公開日時 2006/05/17 23:00

アステラス製薬の竹中登一社長は5月16日の06年3月期決算説明会で、05年4
月の統合から1年でOTC事業の売却などにより医療用医薬品事業への集中が完
了し、成長への基盤を構築したことを強調。国内の営業体制も「完全に一本化
されている」と述べるとともに、「経営文化に関しては足固めは完了した」と
語った。

また、次期社長(CEO)への就任が決定している野木森雅郁副社長は「07年度
の2500億円の営業利益達成にこだわりを持って進めていく」と意欲を示すとと
もに、企業再編・統合方針について「チャンスがあれば前向きに考えていきた
い。常にライセンスと同じで、タイミングや状況を考えていく」と話した。

今後のさらなる成長に向けて、米国市場では昨年から今年にかけて、病院市場
にキャンディン系注射用抗真菌剤マイカミンや世界初の低ナトリウム血症治療
薬バプリゾールといった新製品を投入。竹中社長は「RSD1235(06年3月申請、
抗不整脈剤)、CVT-3146(フェーズ3、心機能検査補助剤)、テラバンシン
(フェーズ3、抗生物質)などの製品ラインの拡充により、米国病院市場のビ
ジネス基盤の強化に貢献していく」との考えを示した。

一方、欧州でフェーズ2試験中の経口の貧血治療薬(腎性貧血、がん化学療法
に伴う貧血)FG-2216/YM-311に関して、「今後の業績への貢献が最も大きい」
と大型化への期待を示した。ハルナール、プログラフといった泌尿器科、移植
領域とのシナジー効果が見込め、発売後は販促活動などを通じて構築してきた
腎透析専門医とのネットワークを活用する計画。竹中社長は「がん化学療法に
伴う貧血の適応取得により、開発中の前立腺がん治療薬とのシナジー効果も期
待できる」とした。

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