政府・与党 財政・経済一体改革会議が初会合、焦点は社会保障費
公開日時 2006/05/22 23:00
政府・与党は5月22日、首相官邸で「財政・経済一体改革会議」の初会合を開
いた。小泉内閣が政府・与党の財政再建に向けた足並みを揃える狙いから設置
したもの。必要に応じて「政府・与党実務者協議会」を置き、社会保障費を含
めた重要事項について、関係閣僚が参加するなど集中的に議論し、6月に閣議
決定する「骨太の方針」に具体策を盛り込む。
「骨太の方針」の柱である歳出・歳入一体改革では、増大する社会保障費の給
付と負担のバランスが最大の焦点。政府内では消費税の社会保障目的税化に向
けた動きもあるなかで、医療分野では保険免責制の導入や診療報酬の再引き下
げを視野に入れた議論が展開される模様だ。