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ワイス 世界同時開発に着手 国内で年2品目の承認申請目指す

公開日時 2006/06/01 23:00

米ワイスの上級副社長兼研究開発部門プレジデントのロバート・R・ラフォロ
ー・ジュニア氏は6月1日の会見で、全ての開発品について日米欧での世界同
時開発に着手したと報告した。フェーズ1試験を欧米と同時期に進める計画で、
日本も開発に加わることから、今後国内での研究開発投資を拡大する予定だ。
開発中の25品目のうち、日本で同時進行中のものが19品目にものぼる。今後、
国内では毎年2品目の承認申請を目指す方針。

ロバート氏は、世界同時開発に着手した理由を「PMDA(医薬品医療機器総合機
構)の宮島彰理事長がビジョンを掲げ前向きに変革しようとしており、その方
針に賛同した」と説明。「日本での新薬の上市は、海外市場での上市時期から
5年のタイムラグがあるが、世界同時開発により短縮することができる」と期
待感を示した。

国内では今後2年間で、抗うつ剤「エフェクサー」、骨粗しょう症治療薬「バ
ゼドキシフェン」、関節リウマチ治療薬「エンブレル」(若年性関節リウマチ
の適応追加)、抗がん剤「アイソボリン/5-FU」「ロイコボリン/UFT」、乳
幼児向け肺炎球菌ワクチンなどの承認申請を見込む。

また、米ワイス・ファーマシューティカルズアジア太平洋地域・グローバルニ
ュートリション社長のマーク・ラーセン氏が日本市場の位置づけ、戦略を説明。
「日本はアジア大洋地域で大きな地位を占め、日本で成功することはアジアで
のシェアを拡大することになる」と述べ、「ワイスのグローバルでの売上高に
占める日本の売上高は4%と少ない。シェアを拡大していきたい」と強調した。
同社は世界第9位の製薬企業だが、日本では24位。シェア拡大により、2010年
までにはトップ20入りを狙う。

アジア地域についても「アジア大洋地域は05年度にグローバル市場の中で最も
急成長を遂げた地域」と報告。「今後も重要な地域と位置づけ、成長を加速さ
せていく」とした。同地域や中国でトップのニュートリショナル・カンパニー、
およびアジアでトップ15入りを目指す。

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