久光/明治 ホクナリンテープ後発品の共同販売を正式発表
公開日時 2006/06/06 23:00
久光製薬と明治製菓は6月6日、今夏に追補収載される気管支拡張剤「ホクナ
リンテープ」の後発品を共同で販売すると正式発表した(本誌既報・5月16日
送信分)。製品名はツロブテロールテープ「HMT」で、「0.5mg」、「1mg」、
「2mg」の3タイプ。先発品メーカー同士が後発品で共同販売を行うケースは
稀だ。発売は7月上旬を予定する。
貼付剤の技術に実績を持つ久光と、呼吸器内科と小児科の感染症領域の販路に
強みを持つ明治が後発品の販売でタッグを組んだ。ピーク時の売上高は両社合
わせて10億円を見込む。特に明治は08年に後発品事業の売上高100億円をめざ
す方針で、積極的な姿勢を示している。
先発品のホクナリンテープはアボットジャパンとマルホが共同販売する経皮吸
収型気管支拡張剤。直近の売上高は150億円(薬価ベース)。