TeamNET 最先端がん治療施設構想実現向け事業企画会社設立
公開日時 2006/06/15 23:00
国際的に高度な水準でのがん治療提供体制を目指す特定非営利活動法人東京地
域チーム医療推進協議会(「TeamNET」)は6月14日、TeamNETの理事を中心と
する臨床医、研究者が会員企業の協力を得て、事業企画会社「東京ベイ・メデ
ィカルフロンティア」(本社=港区、川崎義夫代表取締役)を設立し、本格的
な活動を開始したと発表した。TeamNETがこれまで推進してきた共同利用型の
最先端がん治療施設「東京ベイ・メディカルフロンティアセンター」(TBMFC)
設立構想の実現を目指したもの。石川島播磨重工業や日揮、富士通、メディネ
ットなどの企業が発起人に名を連ねる。
TBMFCは首都圏を中心とする医療機関が共同利用可能な、重粒子線治療施設、
免疫細胞治療施設、産官学連携臨床研究施設、電子カルテシステムの地域統合
機能等を有する最先端のがん治療施設を民間主導で設立。公共と民間の密接な
協力関係のもと、がん疾患にかかわる地域チーム医療の実現を目指していく。
東京ベイ・メディカルフロンティアは、今後1年間程度をメドに、事業計画の
策定およびフィジービリティ・スタディ(実現可能性調査)を完了。TBMFC設
立後の事業運営や施設管理を担う事業会社、実際の医療を担当する医療法人を
設立し、事業計画を移管する計画だ。2010年頃の施設の稼働開始を目標とする。