富山化学 抗リウマチ薬(低分子化合物)T-5224のフェーズ1開始
公開日時 2006/06/20 23:00
富山化学工業は6月20日、抗リウマチ薬(低分子化合物)T-5224のフェーズ1
を開始したと発表した。神戸大学の塩澤俊一教授および北里大学の広野修一教
授との共同研究で見出したもので、病態に深く関与しているとされる転写因子
AP-1(Activator Protein-1)を阻害することにより、炎症や関節破壊を抑え
ることができ、根本治療薬として期待できるという。今年度中にフェーズ1を
終了する予定。
開発は、20億円の貸付など独立行政法人科学技術振興機構の委託開発制度の支
援を受けている。開発が成功した場合、富山が製造・販売する権利を得て、同
機構に対し販売高に応じて実施料を支払う。