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塩野義製薬 抗肥満薬S-2367、米フェーズ2aで有効性確認

公開日時 2006/07/10 23:00

塩野義製薬は7月10日、同社研究所が創製し、米国で自社開発中の抗肥満薬S-
2367について、前期フェーズ2で有効性を示す結果が得られたと発表した。米
国内20施設で342症例を対象とした安全性と有効性を評価する試験で、主要な
目標を達成。今後さらなる長期間投与試験で有効性がより明確に示されると確
信していると述べている。

1試験内に▽事前に食事療法(4週間の低カロリー食)を受けるDWR(ディレ
イド・ウエイト・リダクション)試験▽食事療法を含まないIWR(イミディエ
イト・ウエイト・リダクション)試験―の2種類を設定し、各試験でプラセボ
/400mg/1600mgを無作為に割り付け、12週間投与した。

DWRの速報結果によると、事前に食事療法により体重を減少させた後に投与を
開始したにもかかわらず400mg、1600mg投与群ともプラセボ投与群に比べ、統
計学的に有意な体重減少が認められ、その持続効果に用量相関があった。1600
mg投与群では、投薬開始時の体重からさらに平均2.2kg減少(プラセボは変化
なし)し、食事療法期間を含むトータルでは平均5.3kg減少(プラセボは2.5kg
減少)した。

IWR試験に関しては、体重減少に統計学的な有意差は認められなかったものの、
1600mg投与群では平均3.6kg減少(プラセボは2.4kg減少)した。一方、安全性
については、大きな問題はなかったという。

S-2367は、食欲促進伝達分子「NPY」のY5受容体アンタゴニストで、1日1回
経口投与が可能。

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