参天製薬 「世界の参天」へ中計策定
公開日時 2006/07/25 23:00
参天製薬は7月25日、06―10年度中期経営計画を発表した。「世界の参天」の
実現目標を10年後の2015年度とし、前半5年では研究開発への積極投資ととも
に、日本をはじめ北欧・東欧・ロシア、中国での事業展開による中程度の成長
を掲げた。
研究開発では、最重点疾患領域を緑内障、網膜疾患、角膜疾患とする。地域別
の年平均成長率(CAGR:05―10年度)は、国内医療用医薬品・眼内レンズ2%
(10年度売上高900億円)、北欧・東欧・ロシア・ドイツ医薬品事業8%(90
億円)、中国事業25%(45億円)と定めた。米国では最重点領域の臨床開発と
事業開発に注力する。
11―15年度の後半5年では、研究開発投資を実らせ、米国への展開を含め、成
長の加速とグローバル化の実現を目指す。
●〔10年度連結数値目標―参考:05年度実績(CAGR:05―10年度)〕
売上高 1150億円以上―984億円(3%以上)
営業利益 320億円以上―210億円(8%以上)
純利益 220億円以上―130億円
ROE 13%以上―11.5%
研究開発費 160億円を目処―140億円
●〔長期構想〕
▽世界の参天
▽目に関する分野、抗リウマチ分野のリーダー
▽眼科および自社の強みが発揮できる特定分野に特化した研究開発型製薬企業