協和発酵 医薬事業の営業利益が3割増
公開日時 2006/07/25 23:00
協和発酵は7月25日、06年4―6月期決算を発表した。医薬事業に関しては、
4月に薬価引き下げが実施されたが、コニール(Ca拮抗剤)、デパケン(抗て
んかん剤)などが数量で前年同期を上回った。しかし、3月末で流通提携契約
を解消したイトリゾール(抗真菌剤)の減少が大きく、15%近い減収となった。
研究開発費や人件費など販管費の減少などで営業利益は30%以上伸びた。中間
期、通期予想は変更していないが、7月からコニールに後発品が参入した影響
が注目される。
●〔連結業績(前年同期比)〕
売上高 856億9200万円(3.1%減)
営業利益 81億6800万円(3.6%増)
経常利益 84億4200万円(7.0%増)
純利益 20億5400万円(51.8%減)
●〔医薬事業業績(前年同期比)〕
売上高 333億6600万円(14.7%減)
営業利益 59億1500万円(32.5%増)
●〔4―6月実績(前年同期)、億円〕
コニール 69(71)
アレロック 44(51)
デュロテップ 36(35)
デパケン 26(26)
アドリアシン+ファルモルビシン
21(24)
ナウゼリン 15(15)
セルテクト 12(15)
イノバン+プレドパ
11(12)
ノイアップ 11(11)
5FU(全剤型)8(8)
ナベルビン 6(4)
イトリゾール 0(65)
輸出・技術収入34(24)