GSK パキシルの長期使用調査を公表
公開日時 2006/07/27 23:00
グラクソ・スミスクラインは7月27日、抗うつ剤「パキシル錠」長期使用に
関する調査結果を発表した。1年間長期投与時の有効性と安全性を調べたも
ので、解析可能な国55施設の292症例への実態調査では、最終全般改善率は、
うつ病・うつ状態で62.2%、パニック障害で67.8%だった。
一方、投与開始6ヵ月間の最大1日投与量別の累積改善率は、うつ病・うつ
状態およびパニック障害のいずれでも、用量に相関して高くなる傾向があっ
た。副作用発現率は21.9%で、発現した64例のうち49.9%(32例)は投与2
週間以内に発現しており、長期投与で副作用が増加する傾向は見られないと
している。