厚労省 がん治療の拠点病院、新たに「25府県42病院」を指定
公開日時 2006/07/30 23:00
厚生労働省は7月28日、全国各地で均等に良質ながん治療を受けれるよう整備
を進める「がん診療連携拠点病院」について、新たに25府県の42病院を指定す
ることを決定した。これまでゼロだった山梨、長野、京都、広島、鹿児島で初
めて指定され、拠点病院は計177病院となった。これで拠点病院がないのは秋
田と兵庫だけとなった。8月中にも正式に指定する。28日に開かれた同省設置
の検討会で決まった。
厚労省は01年度、2次医療圏(約370)ごとに1ヵ所程度の拠点病院を整備す
る制度を開始。がん医療を充実させる狙いから今年2月に整備指針を見直した。
新たな整備指針には、各都道府県に1ヵ所整備する「都道府県がん診療連携拠
点病院」と、2次医療圏ごとに1ヵ所設置する「地域がん診療連携拠点病院」
の指定要件などを盛り込んでいる。