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三菱ウェル 北京に開発子会社、中国で事業拡大へ

公開日時 2006/08/07 23:00

三菱ウェルファーマは8月4日、医薬品市場の成長が著しい中国での事業を強
化するため今年10月、北京市に開発子会社「三菱製薬研発有限公司」を設立す
ると発表した。100%出資会社で、新薬の開発・申請を目的とする。既に広州
で展開している輸液などの製造販売会社「三菱製薬」を基盤に、経口剤や注射
剤にもラインナップを広げ、事業の拡大を図る。

資本金は100万ドル、設立時は10人程度の従業員でスタートする。現時点では、
開発、承認取得を目指す医薬品の種類は明らかにしていない。中国事業の拠点
である100%出資の三菱製薬では、輸液(アミノ酸製剤、脂肪乳剤)の製造販
売のほか、抗血小板剤「アンプラーグ」、末梢循環改善剤「ノバスタン」、抗
リウマチ剤「リメタゾン」のプロモーションを手がけており、05年の売上高は
25億円にのぼる。従業員は382人で、うち120人強のMRが中国全土をカバーして
いるという。

中国での事業を強化するのは、その市場性の高さが背景にある。同市場の世界
に占めるシェアは、05年の2%から15年には6%に急激に成長し、世界3位に
拡大するとのデータもある。開発費用も欧米に比べ低いため、米国に次ぐ海外
投資市場として位置づけて、収益拡大の加速化を図る方針だ。他社からも製品
導入し、経口剤や注射剤など品揃えを拡充する。現地製造設備(経口剤、注射
剤)の確保を目指すほか、販売子会社の獲得などで事業拡大を進める構え。

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