05年受療行動調査 医療安全に不安感じる患者、外来・入院で約2割
公開日時 2006/08/31 23:00
厚生労働省が8月31日に発表した05年受療行動調査によると、医療機関で診療
を受けた時に医師の対応や治療・検査、病院の設備や衛生環境といった医療安
全に不安を感じた患者は外来で19%、入院で22.7%に達することがわかった。
受療行動調査は、患者の医療に対する満足を調べたもので3年ごとに実施して
いる。05年調査は昨年10月18~20日に行い、全国医療機関488施設の外来患者
11万2719人、入院患者6万90人が回答した。
医療安全に関する調査では、外来患者、入院患者の双方で「不安になった」と
の回答が約2割に及んだ。「不安になることはなかった」との回答は外来患者
59%、入院患者59.1%だった。不安になった理由(複数回答)は「医師や看護
師などの対応」が44%、「検査や治療行為」が34.3%の順で多かった。