協和発酵 コニール、アレロックの通期予想を引き上げ
公開日時 2006/10/30 23:00
協和発酵は10月30日、07年3月期中間決算を発表した。7月から後発品が参入
したコニール(Ca拮抗剤)の売上は前年同期比6億円減の134億円(4―6月6
9億円、7―9月65億円)。「当初後発品の影響について数量ベースで10%減
を見込んでいたが、そこまではいかなかった」とし、通期予想を237億円から2
53億円に引き上げた。
開発面では、KW-7158(過活動膀胱に伴う頻尿・尿失禁)についてフェーズ2a
でプラセボと比べ有意な効果が認められず9月に開発を中止。一方、低分子マ
ルチキナーゼ阻害剤KW-2449が8月に米国でフェーズ1入りした。適応疾患はF
LT3を高頻度で発現しているAML(急性骨髄性白血病)のほか、CML(慢性骨髄
性白血病)、固形がんを想定。
●〔医薬事業業績(前年同期比)通期予想(期初)〕
売上高 651億2000万円(16.3%減)1300億円(1270億円)
営業利益 99億7000万円(37.0%増)165億円(135億円)
●〔中間実績(前年同期)通期予想(期初)、億円〕
コニール 134(140)253(237)
アレロック 85(86)209(194)
デュロテップ 71(68)141(139)
デパケン 51(51)100(100)
アドリアシン+ファルモルビシン
43(49)87(96)
ナウゼリン 27(29)62(62)
セルテクト 23(26)48(46)
イノバン+プレドパ
21(24)44(46)
ノイアップ 23(24)46(44)
5FU(全剤型)16(16)34(30)
ナベルビン 13(10)28(28)
パタノール ―(―)15(―)
イトリゾール(流通提携品)
0(142)0(0)
輸出・技術収入82(64)121(133)