大洋薬品工業は11月21日、07年３月期中間決算を発表した。後発品使用促進策
の追い風を受けて既存品を中心に売上を伸ばし２桁の増収増益となった。全国
の国立医療機関での納入実績（06年９月末）は全体の７割にあたる123施設、1
66製剤544品目に達した。新規追補は42品目で、来年度以降は毎年40品目以上
を計画し、08年７月の新追補品は43品目（内用剤26、注射剤16、外用剤１）の
予定。通期の業績見通しは売上高338億円（前期比15.9％増）、経常利益68億
円（同5.8％増）で、新谷重樹社長は「目標到達に向けて予想通りに推移して
いる」と話した。

現在のMR数は54人。来年４月には医師や薬剤師などからの問い合わせへの対応
を強化するためコールセンターを立ち上げる予定。現在は学術部隊が対応して
いるが、新たに約20人体制でスタートさせる。

●〔業績（前年同期比）通期予想（前期実績比）〕
売上高　168億9000万円（19.6％増）338億2200万円（15.9％増）
営業利益　40億3700万円（15.3％増）71億3300万円（7.4％増）
経常利益　38億1800万円（17.6％増）67億5300万円（5.8％増）