薬食審・第一部会 ファイザーの先端巨大症薬「ソマバート」など通過
公開日時 2006/11/30 23:00
厚生労働省の薬事食品衛生審議会・医薬品第一部会は11月30日、ファイザーの
先端巨大症治療薬「ソマバート」をはじめオーファンドラッグなどの承認や適
応拡大を決定した。
オーファンドラッグは、ソマバートのほか、アルフレッサファーマのナルコレ
プシー治療薬「モディオダール」が新有効成分として承認された。田辺製薬の
レミケード(適応症=ベーチェット病による難治性網膜ぶどう膜炎)とアステ
ラス製薬のプログラフカプセル(ループス腎炎)はそれぞれ適応拡大が認めら
れた。
このほか、日本シエーリングのピルを含有した子宮内避妊システム「ミレーナ」
、ノバルティスファーマの心移植用免疫抑制剤「サーティカン」が新有効成分
として承認が決定。日本オルガノンの「フォリスチム」も視床下部・下垂体機
能障害に伴う排卵を改善する適応を認められた。ただ、パーキンソン病の日動
変動を治療する、ノバルティスの「コムタン」は類似薬がないため、薬事分科
会が再び審議して承認の可否を決める。