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三菱化学ビーシーエル 膵臓がんの検査法開発・使用の実施権取得

公開日時 2006/12/05 23:00

ヒューマンサイエンス(HS)振興財団・HS技術移転センターと三菱化学ビーシ
ーエルは12月4日、膵臓がん診断法の実用化に向けたライセンス契約を締結し
たと発表した。三菱は同センターが管理する発明「膵臓癌(がん)診断用マー
カー蛋白質」を利用した検査方法の開発、使用に関する日本国内の実施権を取
得。3年後の実用化を目指す。

国立がんセンター化学療法部の山田哲司部長の研究成果に基づくもの。少量の
血液を用いた質量分析による血漿プロテオーム解析により、膵がん患者の腫瘍
マーカーを開発した。早期で見つかれば5年生存率は50~60%に上昇するため、
早期発見に役立つ診断用バイオマーカーの開発が求められていた。
 
既存の診断法としては、膵臓がんマーカーの「CA19-9」「エステラーゼ1」な
どがあるが、前者は様々ながんに反応してしまうため特異性が低く、後者は膵
炎にも反応するため正診率が低いなどの問題がある。これに対し、山田氏が開
発した腫瘍マーカーは、91%以上の高い精度でがん患者と健常人を判別できる
ことを確認している。

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