第一三共 第1期中計を発表、米第一三共インクのMR2300人体制に
公開日時 2007/02/14 23:00
第一三共は2月14日、第1期中期経営計画(07~09年度)を発表した。2015年
ビジョン達成に向け成長基盤を拡充、とくに米国市場では営業力を2.5倍に大
幅拡大する方針を打ち出した。
09年度の数値目標は売上高9600億円(06年度予想7850億円)、営業利益2400億
円(1200億円)。うち国内医療用医薬品事業の売上目標は4700億円(06年度予
想の約10%増)。MR数は2300人で、施設担当と領域担当の2ライン制とし、協
力して情報提供活動を展開する。
米国子会社の第一三共インクの売上目標は2000億円以上。CS-8663(オルメサ
ルタンとアムロジピン配合剤)、ウェルコールDM(糖尿病の適応追加)、プラ
スグレル(抗血小板剤)といった新製品上市と合わせてMR数を国内と同じ2300
人(現在900人)まで増強する。ARBベニカーとCS-8663のオルメサルタンフラ
ンチャイズで全体(2000億円)の3分の2を占める計画。プラスグレルは07年
末までに申請、09年1―3月期頃に発売する見通しを示した。
15年ビジョンの数値目標は売上高1兆5000億円、営業利益率25%以上、海外売
上高比率60%以上。