PMDA 審査パフォーマンス目標を提示、承認までの期間2.5年短縮
公開日時 2007/03/06 23:00
医薬品医療機器総合機構(PMDA)は3月6日の運営評議会で、2011年度までに
開発~承認までの期間を2.5年短縮することを目指した体制整備計画を提示し
た。ドラッグラグ解消を目的に、審査官の増員や相談・審査の質・量向上など
年度別に具体的な目標を定めている。
開発期間を1.5年、通常品目の総審査期間を1年の計2.5年短縮する。この目標
に向けて体制面では、審査官を09年度末までの3年間で236人増員し、FDAを参
考にした研修プログラムを実施することで質向上を図る。海外審査当局との連
携も強める。
業務面では、07年度に国際共同治験ガイダンスの整備、審査基準の明確化を実
現。08年度には新たな審査・相談体制に向けたガイダンスを整備するとともに、
相談可能件数枠の拡大(現行280件から420件)と待ち時間短縮(現行3ヵ月か
ら2ヵ月程度)を図る。
さらに09年度には事前評価を含めた新たな審査・相談体制を導入し、最終的に
全相談にタイムリーに対応でき、相談件数1200件、成分あたりの平均相談回数
6回のレベルを目指すとしている。