厚労省 中核病院と拠点医療機関を決定、治験活性化へ
公開日時 2007/07/02 23:00
厚生労働省は7月2日、国内の治験体制整備の一環として設置を決めた中核病
院(10施設)と拠点医療機関(30施設)を選定したと発表した。3月に策定し
た「新たな治験活性化5か年計画」に盛り込まれたもの。中核病院と拠点医療
機関の連携を推進し、効率的かつ迅速に実施できるよう「治験中核病院・拠点
医療機関等推進協議会(仮称)」を設置する予定。
中核病院は、専門的な知識や経験が要求されるなど、難易度の高い治験を実施
できる専門部門やスタッフを持ち、基盤が整備された病院。すでに稼働してい
る5施設(慶応義塾大学医学部、国立がんセンター中央病院、国立循環器病セ
ンター、国立成育医療センター、国立病院機構本部)に加え、新たに大分大学
医学部付属病院、北里大学医学部、国立国際医療センター、国立精神・神経セ
ンター武蔵病院、千葉大学医学部付属病院を加えた。
拠点医療機関は、中核病院や他の拠点医療機関、地域の医療機関とも連携し、
治験などを円滑に実施できる体制を持つ。厚労省によると、応募があった全国
150施設の中から選定した。