健保連 後期高齢者、外来薬剤は包括で
公開日時 2007/09/06 23:00
健康保険組合連合会は9月6日、後期高齢者医療制度の08年4月創設にともな
い、その診療報酬のあり方に関する「提言」を発表した。慢性疾患を対象にし
た外来薬剤点数の包括化や、DPC病院への報酬支払いを現在の「1日」単位か
ら「1入院」とするなど、効率的な体系の導入を求めている。
外来薬剤については、生活指導や検査・処置などとともに「一定の範囲内の診
療行為を包括化した新たな点数の創設を急ぐべき」と指摘。その際には、廃止
された「老人慢性疾患外来総合診療料」(外総診)の問題点をふまえながら点
数設定すべきだとした。
後発品の使用促進では、処方せん様式を「原則後発品」に変更するほか、「保
険薬局及び保険薬剤師療養担当規則」に後発品を調剤する努力規定を盛り込む
よう提案した。