スキャンポ/TPNA ルビプロストン、OBDでフェーズ3開始
公開日時 2007/09/17 23:00
米スキャンポ社は9月13日、武田薬品工業の米子会社(TPNA)と共同販売して
いる慢性特発性便秘症治療薬ルビプロストン(製品名:アミティーザ)につい
て、オピオイドによる腸機能障害(OBD)に対するフェーズ3を開始したこと
を発表した。慢性疼痛に処方されるモルヒネやコデインといった鎮痛剤の使用
によって引き起こされる便秘への効果を評価する。米国では5000万人以上が慢
性疼痛に苦しみ、オピオイド鎮痛薬が広く使われており、それに伴う腸機能障
害も発生しているという。ルビプロストンは06年4月に米国で慢性特発性便秘
症治療薬として発売され、今年7月には便秘型過敏性腸症候群(IBS-C)の効
能追加申請が発表された。スキャンポは09年半ばにOBDの効能追加申請を期待。