厚労省 ノバルティスの抗てんかん剤など使用上の注意の改訂を指示
公開日時 2008/04/27 23:00
厚生労働省は4月25日、抗てんかん剤カルバマゼピン(ノバルティスファーマ
の「テグレトール」など)や抗パーキンソン病治療薬メシル酸ブロモクリプチ
ン(ノバルティスの「パーロデル」など)について使用上の注意の改訂を指示
した。
カルバマゼピンは、重大な副作用にある「皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死
症、紅皮症」について、発熱や眼充血、顔面の腫脹、口唇・口腔粘膜や陰部の
びらんなどの初期症状を追記。これらの症状のほとんどは投与開始から3ヶ月
以内に発症するため、投与初期の注意を呼びかけた。
また、メシル酸ブロモクリプチンは「心臓弁膜症」、骨格筋弛緩剤カルバミン
酸クロルフェネシン(科研製薬の「ファントレーン」など)は「中毒性表皮壊
死症(Lyell症候群)」、カルバペネム系抗生物質製剤ドリペネム水和物(塩
野義製薬の「フィニバックス」)は「無顆粒球症、白血球減少」をそれぞれ重
大な副作用に追記することとした。