薬被連 「薬害根絶デー」で舛添厚労相に要望書
公開日時 2008/08/24 23:00
全国薬害被害者団体連絡協議会(薬被連、花井十伍・代表世話人)は8月22日、
薬害再発防止の明記した厚生労働省敷地内にある「根絶の碑」の前で、医薬品
の安全監視の人員不足の解消や責任の所在が明確で企業に財政を依存しない医
薬品行政組織体制の確立などを求める要望書を舛添要一厚生労働相に手渡した。
舛添厚労相は「国民の目線に立って、二度と薬害を起こさせない体制と職員の
育成が厚労省改革の大きな柱」と述べ、再発防止に全力を上げる考えを表明し
た。
「根絶の碑」は薬害エイズ事件解決に向けた交渉の中で被害者側と当時の厚生
省が合意して99年8月24日に建立。この日を薬被連は「薬害根絶デー」と定め、
毎年、碑の前で要望書を提出している。今年は日曜日にあたることから前倒し
した。