三和化学研究所は８月25日、同社が創製した新しい糖尿病治療薬SK-0430を、
韓国のチュンウェ製薬に韓国での開発と販売の独占的実施権を供与する契約を
締結したと発表した。同剤は、国際的に開発競争が激化しているDPP-４阻害剤。

これは三和の海外への導出戦略の一環。契約締結は22日付で、契約に伴い一時
金やマイルストーンなどの支払いを受けるが、金額は明かしていない。SK-043
0の日本での開発は三和がフェーズ２を実施中。これまでにチュンウェ製薬に、
腎不全に伴う高カリウム血症に用いるアーガメイトゼリーなどを導出している。