日薬連の酒井理事長 突然の辞任、前任の齋藤氏に続き
公開日時 2008/09/23 23:00
日本製薬団体連合会は9月22日、昨年6月から理事長を務めてきた酒井英幸氏
が20日付で辞任したと発表した。前任の齋藤勲氏(現・日本食品化学研究振興
財団専務理事)に続き、酒井氏も突然の辞任となった。理由は「一身上の都合」
としか明らかしていない。後任は日薬連会長に一任されているというが、厚労
省事務系キャリアOBが就任する方向で最終調整されている。
日薬連によると、17日の理事会で竹中登一会長から酒井氏が辞任することが伝
えられた。日薬連の理事長ポストは、政治との窓口にもなっているが、前任の
齋藤氏は参議院選(昨年7月)前の5月に辞任。今回は年内ともいわれる衆議
院選前で、憶測を呼びかねないが、通常の厚労省OB人事の一環との見方が出て
いる。
後任は、本来なら理事長職は評議員会で選出するが、今回は評議員による持ち
回りにより選出する予定。酒井氏は、厚労省職業能力開発局長を務めたあと、
年金総合研究センター専務理事、東京医薬品工業協会理事長を経て、07年6月
から前職を務めていた。