FDA 武田薬品の消化性潰瘍治療薬TAK-390MRの審査延期
公開日時 2008/10/20 23:00
武田薬品は10月20日、FDAで承認審査中の消化性潰瘍治療薬TAK-390MRについて、
審査終了目標日の10月31日から3ヵ月延期するとの通知を受け取ったことを明
らかにした。同社は、延期は「審査作業の遅延により、申請資料の審査を完了
できないことが原因」だとし、承認申請内容に関する評価によるものではない
としている。
同剤は、PPI阻害剤ランソプラゾール(日本名:タケプロン)の光学異性体で、
独自の製剤技術により有効血中濃度を持続させた製剤。申請資料には20ヵ国以
上で実施された臨床試験結果が含まれ、登録症例数は6000例以上に上るという。