メルク・7―9月期 新たに7200人削減へ、純利益28%減
公開日時 2008/10/23 23:00
米メルクは10月22日、2011年末までに7200人(全従業員の12%)の人員削減を
実施すると発表した。全世界のあらゆる部門が対象になるが、40%を米国が占
めるという。同社は05年11月に発表したリストラ計画の一環として08年9月ま
でに1万400人の人員削減を完了した。今回はそれに加えた大幅削減となる。
08年7―9月期決算は、売上高が前年同期比2%減の59億4400万ドル(うち米
国は11%減の33億3700万ドル)、純利益は28%減の10億9300万ドル。ENHANCE
試験、SEAS試験の結果を受け、メルク/シェリング・プラウのJVのバイトリン
(ゼチアとゾコールの合剤)は18%減の5億6700万ドルとなった。ゼチアは12%
減の5億3400万ドル。一方、DPP-4阻害剤ジャヌビアは倍増となり、好調だっ
た。
〔7―9月、全世界―米国、百万ドル(前年同期比%)〕
シングレア 1029(1)692(-4)
コザール 888(9)314(4)
ガーダシル 401(-4)276(-16)
ジャヌビア 379(105)297(74)
フォサマックス 354(-51)96(-80)
ゾコール 157(-28)17(-69)
アイセントレス 107(―)57(―)