厚労省 塩酸アマンタジンなど3成分の添付文書改訂を指示
公開日時 2008/10/26 23:00
厚生労働省は10月24日、抗パーキンソン病治療薬塩酸アマンタジン(ノバルテ
ィスファーマの「シンメトレル」など)と免疫抑制剤エベロリムス(ノバルテ
ィスファーマの「サーティカン」)、免疫抑制剤シクロスポリン(ノバルティ
スファーマの「サンディミュン」「ネオーラル」など)について使用上の注意
の改訂を指示した。
塩酸アマンタジンは「パーキンソン症候群または脳梗塞後遺症に伴う意欲・自
発性の低下の改善」に使う場合の基本的な注意事項を追記。急に投与を中止す
るとパーキンソン症状の悪化、カタトニー(緊張病)、錯乱、失見当識などが
現れることがあるため徐々に減量することとした。
エベロリムスは心嚢液貯留、シクロスポリンは、可逆性後白質脳症症候群や高
血圧性脳症など中枢神経系障害をそれぞれ重大な副作用に追加した。