積水メディカル イリノテカンの副作用発現を予測する診断薬が保険適用
公開日時 2008/11/09 23:00
積水メディカルは11月7日、抗がん剤イリノテカンの投与による白血球減少な
ど重篤な副作用発現の可能性を遺伝子から予測する診断薬「インベーダーUGT1
A1アッセイ」が保険適用(2000点)となったと発表した。09年初春を予定して
おり、販売価格は未定。
イリノテカンの副作用発現に関与しているというUGT1A1遺伝子多型を検出する。
解毒する酵素の働きを弱めてしまう多型をあらかじめ検出することで、イリノ
テカンの投与量を調節する判断材料とする。投与方針決定までの間に1回を限
度に算定できる。国内初のヒト遺伝子多型を判定する体外診断用医薬品で、保
険適用は11月1日付。