バイタルネットとケーエスケー 共同持ち株会社設立し経営統合へ
公開日時 2008/11/20 23:00
医薬品卸のバイタルネット(本社:宮城県仙台市)とケーエスケー(大阪府大
阪市)は11月20日、09年4月1日に共同持ち株会社を設立し、経営統合するこ
とで契約締結したと発表した。競合卸の大型化が進む中で総合力が求められて
いるとして、これまでの業務提携関係から統合に発展させ、事業基盤を相互に
補完、強化を図ることにした。両社単純合算売上高は5241億円(08年3月期)
で、医薬品卸では東邦薬品に次ぐ第4位の規模になる見通し。
新社名は「バイタルケーエスケー・ホールディングス」で本社は東京都世田谷
区に置く。新社では、ケーエスケー社長の深田一夫氏が代表取締役会長に、バ
イタルネット社長の鈴木賢氏が代表取締役社長に就任する。バイタルネット株
式1株に対し新社株式1株、ケーエスケー株式1株に対し新社株式0.81株を割
り当てる。バイタルネットは東証一部上場を廃止し、代わりに新社が上場する。
なお、両社を含む医薬品卸9社で結成した提携組織「葦の会」への事業協力は
今後も続けるとしている。