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ファイザー・岩崎社長 ブロックバスター依存型経営からの脱却を強調

公開日時 2008/12/02 23:00

ファイザー日本法人の岩崎博充社長は12月1日、都内で開いた記者懇談会で
「ブロックバスター依存の体質から脱却して、スペシャリティーの領域に注力
していく」と、今後の経営方針を表明した。今後4年間の12年までに30の新有
効成分、適応追加、剤型追加の承認を取得を目指す。

グローバルの方針を受け昨年来1000人を超える大規模な人員削減(中央研究所
閉鎖含む)を行い、新生ファイザーの本格的な船出に向けた経営姿勢の表明と
なった。岩崎社長は、国際的なブロックバスターである降圧薬ノルバスクの特
許が切れ、11年には高脂血症治療薬リピトールの特許が切れることを挙げ「今
後このような大型製品が生まれるかというと難しい」との認識を示し、今後は
治療満足度が低い(アンメットメディカルニーズ)領域に軸足を置き事業展開
していくことを明らかにした。

そのためには、開発を迅速に着実に成功させていくことが重要だとし、帯状疱
疹後神経痛治療薬プレガバリン(承認申請中)、抗がん剤スニチニブの適応追
加(胃がん、肝細胞がん、乳がん=フェーズ2/3)、関節リウマチ治療薬の
JAK3阻害剤CP-690550(フェーズ2/3)、アルツハイマー治療薬PF-04360365
(フェーズ1)を例に挙げ、「画期的な新薬の開発に力を入れていく」との姿
勢を示した。

今後は組織体制も見直し、グローバルが来年1月から導入するビジネスユニッ
ト制を踏まえて、1年かけて日本独自の体制を検討する。なお、ノルバスクの
後発品の影響は「想定内」と語った。

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