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厚労省・検討会議 ハンチントン舞踏病薬の早期開発を要請

公開日時 2008/12/24 23:00

厚生労働省の未承認薬使用問題検討会議は12月24日、ハンチントン舞踏病を対
象とした選択的ヒトモノアミン小胞トランスポーターtype2阻害剤テトラベナ
ジン(米国製品名Xenazine)の国内開発を早期に開始すべきとの結論をまとめ
た。現段階で開発する企業が決まっておらず、申し出を待つことになる。

同剤は中枢神経系の小胞モノアミン輸送体に選択的に結合し、モノアミンとセ
ロトニンの移送を阻害、神経終末のモノアミンとセロトニンを枯渇させること
で効果を発現すると考えられている。米プレストウィック社が開発し、米国
(08年8月)のほか、欧州やカナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど
9ヵ国で承認されている。

ハンチントン舞踏病は遺伝性の神経変性疾患。舞踏様不随運動が発現し、静止
や歩行、日常動作が困難になる。進行するに従い認知症や性格変化などもみら
れ、最終的に寝たきりとなり死亡する。有病率は欧米では人口10万人に対し4
~8人だが、国内ではその約10分の1で、患者数は600人程度。根治的療法は
なく、対症療法のみでテトラベナジンもその1つ。抗精神病薬のドパミン受容
体遮断薬や全身性モノアミン枯渇薬(レセルピン)があるが、適用外で副作用
も強いため、症状のコントロールが難しいという。

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