中医協 DPC評価分科会で見送られた「後発品係数」が復活、検討へ
公開日時 2009/04/15 23:00
中医協の診療報酬基本問題小委員会は4月15日、DPC評価分科会で次期改定で
は評価が困難な項目として見送りを決めた「後発医薬品の使用状況による評価」
を候補として復活させることで合意した。今後は急性期入院医療全体として評
価を検討すべき項目に盛り込み、基本問題小委で機能評価係数に採用できるか
を議論する。
後発品係数については、4月10日開催のDPC評価分科会でDPCそのものが後発品
の使用を促進させるものであり、係数として持ち込むのは難しく見送るとの結
論で合意した。しかし、基本小委では山本信夫委員(日本薬剤師会副会長)は
「(議論が)間に合わないから検討しないのは今の流れに逆らうことになる」
と主張。DPC病院は中核病院が多く、導入すればインパクトがあるとした。ま
た、対馬忠明委員(健保連専務理事)も数年限りの時限的導入といった方法を
提案。「ここで落とすわけではなく、検討していく必要がある」と、前向きな
姿勢を示した。